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サイドロードアプリとは?ウイルス感染の恐れも……

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以前からiPhoneの『Jailbreak(ジェイルブレイク)』は問題になっていました。これは別名「脱獄」とも呼ばれ、危険なウィルス等が仕込まれたアプリが流入する原因ともされていましたが、最近では「脱獄」を行なわなくてもAppStore以外からアプリをインストールする方法が増えています。その方法を『サイドロード』と言いますが、これらの方法によってインストールされるアプリの危険性をここでは解説していきます。

『Jailbreak(脱獄)』とは

普通、iPhoneに限らずほとんどのコンピュータには何らかの制限がかけられていますが、『Jailbreak』を行なうことでその制限を取り外すことが可能となります。

例えばiPhoneのアプリは普通、Appleが用意している「AppStore」というアプリストアからインストールします。

しかし、この脱獄を行なうことでAppleの審査を通過していないアプリ、つまり「AppStore」で配信されていないアプリ等がiPhoneで使えるようにできることが話題になり、一部のユーザーの間で流行するようになりました。なぜなら「AppStore」で有料になっているアプリを脱獄後のアプリストア(リポジトリ)で無料購入することができたり、普通の方法では行なうことができないアプリアイコンのテーマ変更やロック画面の仕様変更も行なえていたようです。

なお、Appleは脱獄を公式に認めておらず、脱獄済みのiPhoneが不具合を起こしてAppleStoreやAppleの正規修理に持ち込んでもサポートを受けることはできません。

現在は脱獄をするとアプリストアではなく「リポジトリ」というところから様々なデータをダウンロード・インストールするようになります。

そのリポジトリが少し前にほとんど閉鎖されてしまったために脱獄をするメリットがほぼなくなり、かつ脱獄を行なわなくてもアプリをインストールしたりできるツールが増えたために脱獄を行なう人も少なくなりました。

そのツールというのが『サイドロード』を可能にするストアアプリの存在です。

『サイドロード』とは

これは正式に「サイドローディング」とも呼ばれる手法で、正規のアプリストア以外のツールからアプリをインストールする方法です。それは「AppStore」や「GooglePlayストア」のようにアプリストアの形態を取っているものもあれば、WEBページから直接インストールできるような方法もあります。

こちらにもAppleの審査を通過していないアプリがあるため、色々なアプリが存在しています。

サイドロードのメリットは?

「AppStore」では配信されてないけど便利なアプリというのは意外と多く存在します。

その中には公式アプリでは本来できないはずのことを可能にするアプリも存在します。例えばバックグラウンド再生ができる「YouTube」であったり、140文字以上の文章が投稿できる「Twitter」であったり様々です。

しかし、これらのAppleの審査を受けていないアプリの中には悪質なマルウェアが潜んでいる可能性があるので、不具合の原因になってしまう危険性もあります。よってこれらのアプリを使用するのは絶対にお勧めできません。

これらは良いこと?悪いこと?

基本的には悪いことです。というのも、『Jailbreak(脱獄)」の方で”「AppStore」では有料のアプリを脱獄後は無料で購入できる”というような記載がありますが、これは本来お金を払って購入するはずのアプリを無料で入手するというのは違法な行為です。

また、普通ならAppleの認可を受けてAppStoreで配信すれば良いはずが、それをスルーできるサードパーティー製のストアアプリで配信している時点で「良くないアプリ」であることは明白です。中にはインストールしても違法ではないアプリもあるかもしれませんが、それらを判別するのは難しいのでやらないことが一番です。

サイドロードはやっぱり危険?

危険です。「AppStore」で配信されているアプリは全てAppleの審査基準をクリアしたアプリなので悪質なウィルスやマルウェアが仕込まれていることはほぼありませんが、脱獄や「AppStore」以外のストアアプリからサイドローディングされたアプリには、もしかしたら遠隔操作されてしまったり、端末内の情報を全て盗み取られてしまったりしてしまうものもあるかもしれません。

つまり、アプリを購入する際には「AppStore」を利用するのが一番安全です。

悪質なマルウェアとは?

一番有名なのは少し前に世界的な話題となった「身代金要求型ウィルス(ランサムウェア)」だと思います。これは端末内のデータにアクセスする権限をロックし、それを解除するにはお金を支払わなければいけないというメッセージが表示されるウィルスです。つまりデータを人質にとって金銭を要求するということです。これは要求されたお金を支払ってもロックが解除されるとは限らない悪質なものでした。

この他にも「アドウェア」といって無限に広告が表示され続けるものや、不必要なコードを大量に書き込むことでそのデータにアクセスした端末をフリーズ・クラッシュさせるものであったり、様々なものがあります。

これらは基本的に1つの端末で済むものですが、中にはその端末と接続された他のパソコン等に流出し、どんどん感染を広げていくタイプのものもあります。

iPhoneアプリなら感染が広がることはないと思いますが、絶対ではないのでどんなに便利そうなアプリであったとしてもサイドローディングを使って入手するのはやめた方が良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?正規のアプリストアである「AppStore」以外から入手したアプリには思いも寄らない不具合を引き起こしてしまうものもあります。

それらは原因となるアプリを削除すれば直るものもあれば、インストールした段階で削除もできず、初期化をしても残り続ける悪質なものもあります。これが混入されたアプリをインストールしてしまった場合は物理的にiPhoneを破壊するしかなくなってしまうので、アプリは絶対に「AppStore」から購入することをお勧めします。