みなさん、iPhoneのOSは常に最新にしていますか?
iOSのアップデートはiPhoneのパフォーマンスを最大化する目的や脆弱性に対する対策が施されていたりと、基本的にはアップデートすることをオススメします。
しかし、最新のOSはあくまでも最新の端末で利用されることが前提となっているため、古い端末を使っている場合にはプロセッサに負荷をかけることになり、パフォーマンスが向上する代わりにバッテリーの持ちが悪くなることがあります。
今回はiPhone6sでのiOS10とiOS11とiOS12のバッテリーの持ち時間の検証結果をご紹介します。
iOS10とiOS11とiOS12の電池消耗スピード
iPhone6sの各OSでバッテリーのGeekbenchテストを実行したところ結果は下記のようになりました。
- iOS12.3beta1 3時間19分
- iOS12.2 3時間28分
- iOS11.4.1 3時間23分
- iOS10.3.3 5時間40分
驚くことに、iOS11以降のバージョンではバッテリーの持ち時間が大幅に悪くなっています。
iOS11とiOS12のバッテリーの持ちに関してはほとんど差はありませんが、iOS10と比べると2時間以上もバッテリーの持ちが悪くなっているのです。
iPhoneの使い方にもよりますが、アップデート後はバッテリーの持ち時間が目に見えて変わってしまうことは確かです。
まとめ
今回の検証はiPhone6sの結果ですが、恐らくiPhone6やiPhoneSEなどでも同じような結果になるでしょう。
一方、比較的新しい端末のiPhone7ではここまで差が出ることはないと思われますが、注意が必要です。
iPhone8からは標準搭載OSがiOS11なので、iOS12にアップデートしたとしてもバッテリーの持ち時間に影響を及ぼすことはほとんどありません。迷わずアップデートするべきでしょう。
ちなみに、iOS10.3.3にはiPhoneがWi-Fiを利用してハッキングを受ける脆弱性が報告されています。
現在iOS10を使っている場合でも、Wi-Fiに接続して利用する機会がある場合には、セキュリティの観点から例えバッテリーの持ち時間が悪くなるとしてもOSのアップデートをしておいたほうがよさそうです。
ソース:iphonehacks.com